ここでは、X-BASIC/68とX-BASIC for iOSで同名の関数またはステートメントにおける違いを記述します。
数値引数の型およびリターン値のみ異なる関数もありますが、それについては記述していません(数値引数の型は自動変換されます)。
ここでは、引数の詳細についての説明は省略します。
関数名 | apage |
X68版書式 | int apage(page;char) |
iOS版書式 | int apage(page;int) |
相違点 | page番号の設定値
pageの値が全く異なります。必ず定数を使って設定してください。
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関数名 | a_play |
X68版書式 | void a_play(na;数値型一次元配列,sf;char,md;char[,lng;char]) |
iOS版書式 | int a_setPlayData(fname;str[,rateNo;int])
int a_play(no;int)
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相違点 | X68版ではバッファへのデータ登録やサンプリングレートの設定も行いますが、iOS版ではデータ登録はa_setPlayData()で行い、a_play()は再生のみを制御します。
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関数名 | box |
X68版書式 | box(sx;int ,sy;int ,ex;int ,ey;int,col;int[,style;int]) |
iOS版書式 | box(sx;float,sy;float,ex;float,ey;float [,style;int]) |
相違点 | 座標の他、色コードの指定方法が違います(iOS版ではgcolor()で別途設定します)。
ビットマップにもbitmapBox()があります。
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関数名 | circle |
X68版書式 | circle(cx;int ,cy;int ,r;int ,col;int[,startAngle;int] [,endAngle;int] [,hv;int]) |
iOS版書式 | circle(cx;float,cy;float,r;float [,startAngle;float][,endAngle;float][,clockwise;int][,ffill;int][,style;int]) |
相違点 | 座標の他、色コードの指定方法が違います(iOS版ではgcolor()で別途設定します)。
startAngle/endAngleの単位が異なります。X68は度、iOSはラジアンです。
角度単位を変換してstartAngle/endAngleを同様に設定しても、描画結果は異なります。X68での描画結果は以下の通りです。
iOSではclockwise,ffill指定が追加されています。
X68の扁平率指定hvがiOSにはありません。
ビットマップにもbitmapCircle()および扁平率を指定できるbitmapEllipse()/bitmapEllipse2()があります。
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関数名 | fill |
X68版書式 | fill(sx;int ,sy;int ,ex;int ,ey;int ,col;int) |
iOS版書式 | fill(sx;float,sy;float,ex;float,ey;float) |
相違点 | 座標の他、色コードの指定方法が違います(iOS版ではgcolor()で別途設定します)。
ビットマップにもbitmapFill()があります。
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関数名 | line |
X68版書式 | line(sx;int ,sy;int ,col;int ,style;int) |
iOS版書式 | line(sx;float,sy;float,ex;float,ey;float[,ffill;int][,style;int]) |
相違点 | 座標の他、色コードの指定方法が違います(iOS版ではgcolor()で別途設定します)。
styleの設定に制約があります。
ビットマップにもbitmapLine()があります。
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関数名 | hsv |
X68版書式 | int hsv(h;char,s;char,v;char) |
iOS版書式 | int hsv(h;int,s;int,v;int[,alpha;int]) |
相違点 | h/s/vの値範囲が異なります。
おおよそ次の式で変換出来ます。
h=h68*(360/192)
s=s68*(256/32)
v=v68*(256/32) |
関数名 | rgb |
X68版書式 | int rgb(r;char,g;char,b;char) |
iOS版書式 | int rgb(r;int,g;int,b;int[,alpha;int]) |
相違点 | r/g/bの値範囲が異なります。
X68000の色コードをiOSの色コードに変換するにはx68Color2iOSColor()を使います。
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関数名 | symbol |
X68版書式 | symbol(sx;int ,sy;int ,string;str,h;char,mo;char,col;int,an;char) |
iOS版書式 | symbol(sx;float,sy;float,string;str,fontName;str,pointSize;float) |
相違点 | 座標の他、色コードの指定方法が違います(iOS版ではgcolor()で別途設定します)。
X68版の以下の設定がiOS版にはありません。
h | 横方向の倍率 |
V | 縦方向の倍率 |
mo | 文字フォントの種類 |
an | 回転角度0~3(90度単位) |
moはfontNameとpointSizeで相当します。
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関数名 | pset |
X68版書式 | pset(x;int ,y;int ,col;int) |
iOS版書式 | pset(x;float,y;float) |
相違点 | 座標の他、色コードの指定方法が違います(iOS版ではgcolor()で別途設定します)。
ビットマップにもbitmapPset()があります。
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関数名 | vpage |
X68版書式 | vpage(page;char) |
iOS版書式 | int vpage(page;int,onoff;int) |
相違点 | pageの値が異なります。また、onoffが追加されています。
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ステートメント名 | width |
X68版書式 | width wx |
iOS版書式 | int width(wx;int[,wy;int][,fzenhan;int]) |
相違点 | iOSでは関数になっています。また、wx=文字数は自由です。
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ステートメント名 | locate |
X68版書式 | locate x,y,カーソルスイッチ |
iOS版書式 | locate(x,y) |
相違点 | iOSでは関数になっています。また、カーソルスイッチの設定はありません。
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関数名 | inkey$() |
X68版書式 | inkey$(0) |
iOS版書式 | inkey$() |
相違点 | リアルタイムキー入力
iOSでは引数なし関数になっています。
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関数名 | pos |
X68版書式 | pos |
iOS版書式 | pos() |
相違点 | iOSでは関数になっています。
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関数名 | csrlin |
X68版書式 | csrlin |
iOS版書式 | csrlin() |
相違点 | iOSでは関数になっています。
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関数名 | beep |
X68版書式 | beep |
iOS版書式 | beep() |
相違点 | iOSでは関数になっています。
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システム変数名 | date$ |
相違点 | iOSでは代入出来ません。
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システム変数名 | day$ |
相違点 | iOSでは代入出来ません。
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システム変数名 | time$ |
相違点 | iOSでは代入出来ません。
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ステートメント名 | goto |
相違点 | iOSでは行番号は使えません。
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関数名 | sp_stat(pl;int,md;int) |
相違点 | 引数md=2に対するリターン値が異なります。またこれに伴い、md=3/4/5が追加されています。
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関数名 | sp_on |
X68版 | int sp_on([pl1;int][,pl2;int]) |
iOS版 | int sp_on([pl1;int][,pl2;int][prw;int]) |
相違点 | iOS版はprwの指定が出来ます。
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関数名 | sp_def |
X68版 | int sp_def(sp;int,na;char1次元配列[,sz;int]) |
iOS版 | int sp_def(sp;int,ptn;intまたはchar1次元配列) |
相違点 | 動作は同じですが、iOS版はパレットを使わない実色指定が可能のため、引数に相違があります。
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関数名 | sp_pat |
X68版 | int sp_pat(sp;int,na;char1次元配列[,sz;int]) |
iOS版 | int sp_pat(sp;int,ptn;intまたはchar1次元配列) |
相違点 | 動作は同じですが、sp_def()で与えるパターンの要素内容の違いから、パターンを入れる配列の型が異なります。またリターン値が異なります。
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関数名 | sp_color |
X68版 | int sp_color(p;int,col;int[,pb;int]) |
iOS版 | int sp_color(p;int,col;int[,pb;int]) |
相違点 | 機能的には同じですが、色の指定方法が異なります。
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関数名 | bg_fill |
X68版書式 | int bg_fill(pg;int,sp;int) |
iOS版書式 | int bg_fill(pg;int,sp;int[,pb;int][,flip;int]) |
相違点 | X68ではspにpbとflipの情報もORで入れ込む必要がありますが、iOS版は分離して与える必要があります。
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関数名 | bg_put |
X68版書式 | int bg_put(pg;int,x;int,y;int,sp;int) |
iOS版書式 | int bg_put(pg;int,x;int,y;int,sp;int[,pb;int][,flip;int]) |
相違点 | X68ではspにpbとflipの情報もORで入れ込む必要がありますが、iOS版は分離して与える必要があります。
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関数名 | bg_get |
X68版書式 | int bg_get(pg;int,x;int,y;int) |
iOS版書式 | int bg_get(pg;int,x;int,y;int[,pb;int][,flip;int]) |
相違点 | X68ではリターン値にpbとflipの情報もORで入っていますが、iOS版は独立して返します。
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